東日本被災地を除く一斉地方選挙に対して、日本共産党は「救援・復興選挙」と位置づけ、救援・復興の手を休めることなく選挙勝利に力を尽くす、という「二正面作戦」で奮闘して来ました。被災地と「心一つ」に住民の願いを実現し「救援・復興」に力を尽くすことと、全国で地方自治体をその本来の仕事(住民の安全と福祉を守る)に近づけることは、同一線上にあるからです。
岡山県議選倉敷市都窪郡区で、日本共産党は2議席必勝でがんばりましたが、現有1議席を失う大後退を喫しました。有権者及び、支持をいただいた方々に、心からお詫び申し上げます。立候補者を2名でなく1名にするか、または、1議席確保に向けた活動地域の傾斜配分をすべきだ、という意見をキチンと検討したのか、との厳しい批判もいただきました。
2人の候補者が大奮闘したことは、それぞれ支援の方々や党組織のみんながよく知っています。しかし、選挙対策本部が予測した得票からは大きく下回りました。選挙対策本部として、「2議席必勝」を目指しながら、その逆に、現有議席喪失という事態に陥った、この現実を総括しなければなりません。
24年前、県議選倉敷市都窪郡区、栗本泰治県議・小山博通2人立候補で17,256票獲得したが現有議席喪失。4年後からは、岡田信之氏が市議から1名立候補し、11,218票で当選。2期目も岡田1名立候補で12,253票。3期目に岡田県議・赤坂てる子2名立候補で現有議席を確保し、県議選過去最高18,076票獲得(1名はみ出し選挙で赤坂候補落選 )。4年後は、岡田県議が引退し、交替した赤坂候補が無投票当選。2期目赤坂県議1名立候補で12,585票。今回赤坂県議・須増伸子元早島町議2名立候補で13,563票獲得したが現有議席喪失、となりました。
このような県議選の歴史を振り返ると、現有議席喪失、或いは候補者交替の後、どうするのか、が日本共産党に問われているように思います。現有議席喪失、或いは候補者交替の後、「あつものに懲りてなますを吹く」の喩えのように、1名立候補への回帰が繰り返されて来たように思います。
日本共産党の現有議席喪失に一番心を痛めているのは、有権者、支持者の方々です。しっかりとした総括を行い、、「2人立候補で1議席確保」あるいは、「2議席必勝」を、連続的に掲げて闘う日本共産党に飛躍させることしか、有権者、支持者の方々に応える道はないのではないでしょうか。
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