私が日本共産党に入党してこの6月30日で50周年になります。5歳で終戦となり、都市爆撃の恐怖から逃れたが、食糧難に苦しめられ、戦争のない世界を夢見て、日本共産党に入党しました。
入党の時、強い印象を受けたのが、宮本顕治委員長です。妻宮本百合子と共著「12年の手紙」で知られています。治安維持法で逮捕されたが、12年間獄中で非転向を貫き、弾圧と闘い抜き、日本の敗戦によって無罪を勝ち取った、日本共産党の不屈性を象徴する人物の一人です。
日本共産党が綱領を確定し、前進を開始した頃、若き書記局長として活躍したのが、不破哲三氏です。日本共産党の政策活動を発展させ、綱領をわかりやすく改定し、さらに、マルクス・エンゲルスやレーニンの政治活動・理論活動を体系的に研究し、史的唯物論と未来社会論、唯物弁証法の世界観、多数者革命論を柱とする、科学的社会主義の理論を確立させ、現在、社会科学研究所長として活躍しています。
志位和夫日本共産党委員長は、60年安保闘争を父親の肩車上で体験した、と自ら「安保肩車世代」と語っています。言葉の使い方が的確で、抜群の論戦力、指導力を発揮しています。
3人の、それぞれ優れた指導者の下に、党員として頑張ってきたことを本当に良かったと思っています。今一番の課題は、若い人に日本共産党の活動を継承してもらうことです。それは、例えば、一緒に肩を並べて、「戦争法廃止」のデモをするとか、若い人の近くに自らを置くことです。
最近のコメント