安倍自公政権は、「戦争法案ではない。徴兵制もない。平和・安全法制だ」などと言いながら、衆院強行採決した戦争法案を強行成立させようとしています。
戦後70年安倍談話は、戦争法案強行採決後発表し、「再び戦争の惨禍を起こすことのないよう」と述べ、まるで安倍首相や「平和・安全法制」が、戦争を防止するかのように述べています。しかし、ここにも主語は無く、憲法前文の記述であるにもかかわらず、それとは明示していません。
一方、憲法前文では「政府の行為によって戦争の惨禍を起こすことの無いようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」と明快です。安倍談話の欺瞞性、歴史偽造性は、ここに極まる、と思います。
私は、小中学校で「新しい憲法のはなし」という文部省のつくった副読本を学びました。そこには、心躍る記述が随所に出てきます。
「国民のひとりひとりが、かしこくなり、つよくならなければ、国民ぜんたいがかしこく、つよくなれません。国の力のもとは、ひとりひとりの国民にあります。そこで国は、この国民のひとりひとりの力をはっきりとみとめて、しっかりと守ってゆくのです。そのために、国民ひとりひとりに、色々大事な権利があることを、憲法で決めているのです。」
平和、安全と言いさえすれば、アメリカの戦争に支援部隊を出せる、と憲法を平然と壊す安倍政権は、国民主権をも壊そうとしています。国民は、まさに「安倍政治を許さない」です。
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