ロシアへの侵略戦争でウクライナ国民の被害・犠牲者が増え続けています。1日も早く、停戦・ロシア撤退を実現しなければなりません。マスコミには、軍事専門家なる者が登場し情勢分析など語ったり、安倍元首相や維新の会などは「アメリカの核兵器を共有」を持ち出し、ロシア・中国脅威論を吹きまくっています。しかし、ロシアの侵略戦争停戦・ウクライナからの撤退をどう実現するか、については何も語れていません。
日本共産党は「国連憲章、国際法を守り、国際世論の包囲で侵略を止める」基本姿勢を打ち出し、それを各国に訴え、非軍事のウクライナ支援を呼びかけ、ウクライナ連帯の活動を強めています。日本の多くの国民も、国連の下、日本国憲法の下、ロシアの侵略に反対して闘っているのです。
今から80数年前の日本が、朝鮮侵略・日中戦争・太平洋戦争と、今のロシア軍と同じように、侵略戦争を拡大し第2次世界大戦へと猪突猛進しました。この戦争の反省から創られたのが、国際連合・国連憲章であり、日本国憲法です。それは、軍事力行使を禁じ、戦争を違法として糾弾し、話合い・外交解決を進めるものです。国際人道法も制定されており、今回ロシア軍による市民への虐殺行為が「人道の罪」にあたるかどうか、国連の調査活動が緊急議題となっています。
ロシアのウクライナ侵略戦争を終わらせるのは、国連に結集した世界各国の意志であり、憲章実行する国連への発展ーー常任理事国特権剥奪を含む国連改革ーーまで進む必要があります。世界平和を創るのは国連しかないーーこの人類の叡智を何としても実現させることが、ウクライナの苦難・犠牲に応える唯一の道ではないでしょうか。
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