全国世論調査で、85%の国民が「政治に不満」、今後の政治が「悪い方向に進む」悲観論が65%を占める、と3日付山陽新聞が報じています。正月のテレビ番組、新聞各紙の特集は、これからどうなるのか、との問いかけで溢れています。
しんぶん赤旗1日号では、「創立90周年の年にふさわしい躍進を」と題した、志位和夫日本共産党委員長の新春インタビューを載せています。日本共産党の歴史を3つの時期(戦前、戦後10余年、1961年以降)に分け、曲折と試練を経て自主独立の外交路線、綱領路線を確立したことが語られています。
党史が現在にどう生きているか、とのインタビュアーの問いかけに答えて志位委員長は、「今に生きる力(1)」として、東日本大震災・原発事故災害での国民の苦難軽減のための献身を上げ、岩手、宮城、福島3県議選で躍進(6から11議席へ)し、仮設住宅団地で党支部が結成されたことなどを報告しています。
「今に生きる力(2)」は野党外交で、日本共産党と韓国との交流が進展したことを紹介しています。朝鮮王朝の儀軌返還に尽力した日本共産党国会議員の活動が高く評価され、日本の植民地支配に反対する朝鮮独立運動に日本共産党が連帯した歴史、旧ソ連や北朝鮮の無法行為とたたかった日本共産党の歴史を語ると「最も親しい友人が日本共産党だ」ということになる、と述べています。
財界主導、最強の反共作戦「2大政党づくり」が破綻し、支配勢力が国民に明日を語れなくなっている。これは戦後政治でかつてないことではないか。「政治と社会の危機と新しい時代への希望が交錯する激動の情勢」(4中総)、歴史的岐路にたっている、と述べています。
最後に志位委員長は、①間違った政治の批判とともに日本改革の展望を語る ②あらゆる要求で国民運動を発展させる ③日本共産党を強く大きくする、の3つを訴えています。この方向にこそ民主主義革命、即ち民主連合政府樹立の「希望」があります。その「歴史的岐路」に、今年がなるよう私も力を尽くします。
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