日本人の身体の6割が外国産食物でできている!この割合は今後益々増大し、日本人の身体がmade in japan でなく、アメリカ製、中国製など外国製になっていく。こんな怖い話が、本日コープ倉敷北の集会所講演会で出ました。講師は、柳澤 尚兵庫食健連事務局長。『港から見た食と農 自給率の危機と押し寄せる食品汚染』(クリエイツかもがわ刊)の著者です。
就業者平均年齢70歳の農業では、自給率向上に明るい未来は見えません。再生産可能な家族農業経営と世代的継承が必要です。
サラリーマンの息子夫婦が、日曜百姓で経験を積み、55~60歳を過ぎたら農業に軸足を移し、家族労働で安全な食糧生産に励む。現在の農業従事者に求められているのは、儲けを上げるだけの農業経営を転換し、安全な食糧生産及びその世代的継承を目指すことではないでしょうか。
産直運動は、消費者と農家を結び、安全な食糧生産と流通が基本です。単なる出張販売、行商から転換し、安全な食料と農産加工品の生産の普及・販売に力を入れなければなりません。生産者と消費者が、信頼関係を築き、農産物の品質向上・おいしい食物づくりへ、互いの意見交換・交流を活発化することが、産直運動では重要ではないでしょうか。
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