いま「戦争か平和か」に世論が湧き上がろうとしています。安倍政権が多数決で成立を狙う「戦争立法」11法案を巡ってです。
安倍首相は、訪米した議会演説で、早々とアメリカ軍の戦争支援を約束しました。靖国参拝・戦後レジーム解体を叫び「歴史修正主義」との国際的批判をかわす狙いもあったのでしょうか、アメリカべったり演説です。
安倍政権側は、「戦争」と表現されることを極度に嫌い、専守防衛と言う、従来の自民党的憲法解釈を変えるものではない、などと言いながら、憲法違反の「戦争立法」を強引に進めています。
また、安倍政権側は、「戦争立法」の必要性として、隣国(中韓)との領土紛争、テロとの戦いなどでの「戦争抑止」と言います。しかし、紛争を戦争にしない、と言う立場ではなく、「戦争し、勝つ」立場で「抑止」と言っているのではないでしょうか。
70年前終結した「日本の戦争」の実相を隠し、作り替えようとする教科書検定に始まり、戦前治安維持法に似た「秘密保護法」を強行制定し、「戦争立法」により一気に戦前の軍事優先政治をつくりあげるーー安倍政権の暴走ぶりはそこまでを予測させます。
「戦争か平和か」を過去のものと考えてはなりません。安倍政権の暴走の背景として、しっかり捉えなければなりませんし、アメリカに倣って、大企業の軍事産業化、産軍共同体化が粛々と進められている事実を見逃すことは出来ません。
まずなすべきは安倍内閣打倒です。それを目指す国民運動を起こすと共に、来年参院選での「戦争か平和か」を巡る一大選挙戦の構築ではないでしょうか。
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