2016年参院選で大きく前進した統一戦線(野党共闘)は、住民・国民が共産党、民進党など野党の背中を押して出来た、と言われています。2015年戦争法(安保法制)反対運動が、1960年安保闘争における総評・社会党中心(共産党はオブザーバー)の「安保阻止国民共闘会議」の動員方式と違って、住民・国民自発参加型の「市民革命」であった、と言われます。
10月16日投票の新潟知事選で、野党共闘が担いだ米山知事が実現し、東京、福岡などの衆院補欠選挙でも、野党共闘候補が頑張っています。これら統一戦線(野党共闘)の中心勢力に、労働組合やその上部組織である、「全労連」や「連合」が居たのか、が問われています。新潟の場合、連合が、東京電力柏崎原発再稼動に明確に反対せず、自民・公明陣営で知事選を闘いました。
これからの選挙一つ一つに、統一戦線(野党共闘)の発展が掛かっています。いま闘われている岡山県知事選も例外ではないと思います。新潟知事選では、最終盤「自主投票」を決めていた民進党幹部が、競って米山候補支援に駆けつけました。岡山県でも、次のチャンスに統一戦線(野党共闘)が実現するよう、ここでは、死力を尽くして選挙を闘いきることが求められているのではないでしょうか。
統一戦線(野党共闘)の推進勢力の形成を目指し、住民・国民の要求と運動を草の根から構築して行きましょう。既存の運動体が統一戦線(野党共闘)に向けて、夫々の運動目的にそった政治闘争課題を議論すると共に、要求実現のための住民組織を草の根から創り出し、政治変革と結びつけた議論を活発に自由に展開しましょう。
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