新型コロナウイルスの感染・発病が日本国内でも発生し感染者259人となり、80代女性が死亡。中国湖北省・武漢市で入院中の日本人男性が肺炎で死亡。日本人被害者2名に。中国では6万3千人を超える感染者、1300人を超える死者を出し、世界中で6万4千人超の感染者と広がっています。
アメリカ船籍クルーズ船内に留め置かれた約2600人が濃厚感染を警告されて、高齢者・持病持ち者救出の検討が行われる、など医療不在の対応が批判を浴びています。中国で、昨年末から治療に当たり罹病した李文亮医師が2月7日死亡。中国地元警察は当初、この医師を「デマを流した」として逮捕するなど言論統制を行いました。武漢市当局の人命救助に向けた感染対策、医療体制の遅れが大きな被害を生んでいます。
日本でも、共産党田村智子参院議員が、2019年4月国立感染研究所の定員削減による機能弱体化を追及しましたが、今回「この提言を無視したツケだ」とネットで話題となりました。2月14日日本共産党は厚労大臣に申し入れ、①感染の有無を調べる遺伝子検査態勢の抜本的拡充 ②治療態勢の確立のための民間医療機関、自治体・大学等への支援 ③感染症に対応できる病床の確保、など第2次補正予算を視野に入れた緊急対応を要請しました。
安倍政権がこれまで行ってきた、隔離や消毒・手洗い励行など小手先対応だけでは、被害拡大は防げず、不安が高まるばかりです。安心できる防疫・医療態勢確立に直ちに取り組むことを強く求めて行きましょう。
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