新型コロナウイルス感染拡大が日本でも新たなステージに突入した、として、政府基本方針が2月25日決定されました。この中では、予備費だけで特別の財政措置は行わず、国民に「協力」押し付けばかりです。曰く、「病院に行くな}、マスク売切なのに「マスク必携」もしくは「外出するな」、「集まるな」など、卒業・入学・試験等学校行事、年中行事、集まりの中止等で、社会生活と経済への巨大な影響を無視するがごとき「べからず」強制です。それが出来なければ「感染は自己責任」と政府が責任逃れを図っている、と見られてても仕方がないのではないでしょうか。
一昨年来の風水害でも「ハザードマップの外に逃げよ」「自助、共助で避難せよ」として、政府や地方自治体の行政責任が問われることから逃れようとの姿勢が露でした。風雨水害、感染症災害が、自然の脅威に基づくことは自明ですが、同時に人災の側面があり、それを無くす取組が政治に求められますが、そこから逃げる姿勢がアベ政治の特徴となっているのではないでしょうか。
人災の側面とは何か。感染症対策では、3000人超乗客をクルーズ船に閉じ込め「集団培養」と批判された感染症対策無しの隔離政策、大量・早急な検査態勢整備を整えるのでなく小手先対応に終始して感染拡大を許すなど、世界から問題視される日本の感染症対策が露になりました。ここで、本格的な感染症対策をつくり出すことが、この次の流行に備えた大きな対策となるのではないでしょうか。人災はこの努力の結果でしか無くならない、と思います。
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