野田首相は、小沢一郎元民主党代表との会談を経て、いよいよ自民党との提携に踏み出す情勢です。「民主党を割ってでも」と手の込んだ舞台装置を用意しながら、財界要請の増税・社会保障改悪「大連合」へ突き進むのでしょう。
この「大連合」は、野党・自民党が、与党・民主党を揺さぶり、4年間消費税増税しない、後期高齢者医療の廃止、子育て支援、農家戸別保障など政権交代時の公約破りを迫り、最終仕上げとして、天皇元首化など反動的憲法改正を目指すものです。
これに対抗するには、増税・社会保障切捨て反対の「国民大同団結」が必要です。「一点共闘」を重ねた諸要求貫徹のための大同団結です。
今回の内閣改造について、野田首相はこれで自民党が増税大連合に入る障害がなくなるはず、と考え、自民党は民主党に打撃を与えるとともに政局の主導権を握れる、と考えているようです。しかし、国民の側から見ると、消費税増税・社会保障改悪大連合のための「茶番劇」としか写りません。
自民党が防衛大臣が民間人だからダメだ、などとケチをつけていますが、自衛隊海外派兵を唱える、防衛大卒・元航空自衛官の拓殖大院教授では物足りない、とでも言いたいのでしょうか。大連合の危険な行き先を感じさせます。
自民・民主大連合が国民の目の前で大きく進もうとしています。増税、社会保障切捨て、憲法改悪・自衛隊派兵の大連合を打ち破ることなしに日本の未来は切り開けないと思います。
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